これは安全靴の呼び方の違い(→ 安全靴って?)に書いたのと似たような問題ですが、JIS規格合格品が、いわゆる”安全靴”で、JIS規格適合品が、”安全スニーカー”になります。
(安全靴のJIS規格についてはここをクリック!!)
合格品は、JIS認定工場製になりますので、JISマークが入りますが、適合品は、先芯部分がJIS規格の規準を満たしている(適合している)というだけで特に検査のマークとかは入りません。一応、検査済みの紙は入っていますが、法的なものはありません。
最近の聞いた話ですが、適合品でも爪先部分の怪我なら労災はおりるようです。現場にもよりますので使用する前に、この靴でいいのかどうか必ずご確認ください。
合格品とは、昔からある本革製の黒い安全靴です。最近はポリウレタン2層底にして軽量で履きやすく作られていますが、やはりスニーカータイプよりは履き心地はかっちりしています。
樹脂芯と鉄芯については、JISの規準があります。 → 安全靴のJIS規格
単純に言うと、樹脂芯は、重さ約450キロまで、鉄芯は、重さ約1トンまで先芯の上に置かれてもつぶれない、という事です。ちょっとでも上から落とすと、重力の関係でスピードがつきますので、 これは物理の計算になりますので、訳わからなくなるのでやめます。最近は樹脂芯でもS級(1トンまで)がでています。
上から物が落ちてきた場合には、高さにもよりますが、もっと軽いものしかダメという事です。
まぁでも単純に言いますと、樹脂芯でも、大衆車ぐらいなら片輪が乗っても大丈夫って事になりますよ。実験するのは怖いのでした事ありませんが・・・
で、結局何が違うの?ですが、上に書いた規準が違うのもありますが、履く上で一番違うのは、重さです。樹脂の方が軽いです。最近は鉄芯でも穴を開けたりして、軽量化を計っててかなり軽いのもありますが、樹脂よりはやっぱり重たいですね。
ですので、耐える重さの部分で、樹脂で充分な職種の方なら、1日履いてると足の疲れ方が断然違うので、樹脂がオススメですね。
底の素材ですが、、、、
どっちがいいの?
はっきりいってわかりません。
しいてあげれば、溶接などの火を使う仕事なら、本革です。合皮はもちません。
それ以外の差といいますと、、、
ぐらいでしょうか。。。出てきたらまた載せます。
軽くて安いのは合皮です。が、劣化すると割れます。
これも良し悪しがありますね。
良い面 | 悪い面 |
●軽い |
●雨が通る |
ナイロンメッシュ素材は、油や水を使う職場には不向きです。
運送屋さんや倉庫などで軽快に仕事されたい方向きですね。
通気性があって軽くかっこいい、これで決められる方向きですね。
安全靴は、普通の靴のサイズより若干大きめに作られています。先芯があるという事と、横幅もあるためです。普通の靴とは、運動靴ですね。ビジネスシューズやカジュアルのスニーカーはまた違います。
アシックスを例にしますと、スポーツシューズは25cmならばきっちり25cmだそうです。で、安全靴はだいたい26cmぐらいの底を使うそうです。ただ、アシックスの場合は、ノウハウでピッタリフィット設計にしますので、25cmの方が履いても大きくは感じないようになっています。
で、横幅は”E”の表示で表しますが、3E、4Eが当たり前です。運動靴はたぶん2Eぐらいです。ビジネスシューズやカジュアルのスニーカーで、3Eというのも出てきていますが・・・
今現在履かれてる靴により、大き目がいいか、同じでいいか、判断して下さい。
●ビジネスシューズやカジュアルのスニーカー → 同じサイズでOKでしょう
●運動靴 → 1サイズ小さめでもいいでしょう。
横幅の事です。
ずっと3Eが主流でしたが、2003年頃から4Eが主流になりつつあります。
これは、どうしても先芯があるために圧迫感があるので、それをなくすために横幅を広げてます。そうするとどうしても足の小さい方にはでかいです。靴の中で足の指なんかが遊んでしまいます。横幅を広げずにゆったりとそれでいてピッタリする靴、今まで履いた中ではやはりアシックスですね。(アシックスは3Eです)
黒の本革のタイプは、今でも3Eが主で、4Eは別注で作れるのもあります。スニーカータイプはほとんどが4Eです。かっこよく見せるタイプは細身なので3Eになります。ベタ足の方は4Eをお選びください。